画家・馬場 敬一のブログ
「馬場敬一展 2017」のお知らせ






今回展示する16点の作品は、描くことに追い詰められ、描くことから逃亡し、描くことにしがみついて、描くことに救われた、ある時期の精神的な記録です。

徹底的な自己嫌悪と同時に描く事を嫌悪したある地点。
さかのぼれば、その少し前に他界した最愛の母との別れ、その瞬間を迎えるまでの二人三脚の闘病の日々。

戻ることの無いあの地点を俯瞰から眺めてみようと、僕自身が楽しみにしています。

ご高覧いただけたら幸いです。

宜しくお願い致します。


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馬場敬一展
2017. 9/11(月) 〜 9/24(日)
12:00〜19:00
会期中無休
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ギャラリー403
〒104-0061 東京都中央区銀座1-9-8 奥野ビル4階
tel.03-3535-5733
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| - | 22:23 | - | - |
20年振りのキャンバス
iPhoneImage.png

作家活動を始めて、おそらく初めてキャンバスに描いています。
浪人時代は随分お世話になったんだけど、筆を入れる時の布地がぺこぺこ動く感じがあまり好きじゃなくて、これまではどちらかというと硬質な支持体を選んで描いてきました。
ここ10年使っているダンボールは、厚みを活かしたレリーフの様なマチエールを活かす為に、色彩を極力抑えて描いてきました。

描けなかった時期がリセットボタンみたいな切替になった事もあり、最近になってまた色彩を使いたくなってきました。
モノトーンベースの世界も好きだけど、自分から出て来る色彩を見てみたいと思う様になりました。
色彩が必ずしも明るく楽しいとは限らないけれど、少なくとも自分の在り様の変化を色彩に期待したいというところがあるのだと思います。

カッターで切り刻むダンボールのモノトーンの世界も続けたければ続ければいいし、色彩を使った絵を描いてもいいし。
ちょっと色々やってみようと思います。
心が求める表現の発露は留める事なく垂れ流せる環境整備、といった感じです。
そんな訳で絵描き武者修行、ゼロから再出発のつもりでやっています。

とはいえここ数年の作品がたまっているので、今年は2回は個展をやりたいならと思っています。
まだ未定だけど、まだ今年は始まったばかりなので実現します!
描き始めたばかりのキャンバスは、20年振りの新鮮味を跳ね返してくれています。
楽しみ!

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| - | 19:41 | - | - |
2016年もありがとうございました!
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写真はこのところハマっている切り絵の影絵です。
特定の宗教を持たないので当然クリスチャンではないのですが、どういうわけだかキリストさんを描きたくなりました。


十字架のハンドルを握りしめ、まっすぐ前を見て宇宙空間を突き進むキリストさん。
それを見守る様に、星屑の中をマリアさまが浮遊しています。


そんなイメージの絵になりました。

最後に思いついて描いたマリアさま。
キリストさんを描いた理由はここにあったんだな、と腑に落ちちゃいました。
マリアさまを描くためのキリストさんだったんだな、なんて。


暗くて無限の宇宙空間。
地図もなければ、今いる場所も、上か下もわからない。
進む進路が正しいのか間違っているのかなんて、わかる筈もない。
道無き道を切り開き、手探りで旅する孤独な勇者キリストさん。
だけどちゃんと、マリアさまが見護って導いてくれていて。
いや、むしろマリアさまが完全にコントロールしているのかもしれない。
人生という旅を、自分の意思で舵取りしていると思い込んでいるキリストさん。
でもその実、マリアさまがすっかりお膳立てしてくれているのかもしれない。
道を誤らない様に、地図を持っているマリアさまが完璧なナビゲーションをしてくれているのかもしれない。


そんなことを考えながら、先ほど今年最後の制作を終えました。


今年もいろんなことがありました。
自分に関わってくださった全ての方に心から感謝しています。
ありがとうございます。



追伸
12月に入り、完全に自分を取り戻した様に感じています。
毎日ガンガン描いています。
というわけで、来年は本来の自分の人生をがっつりと生き、しっかり表していきたいと思います。
2017年もよろしくおねがいいたします!
| - | 21:41 | - | - |
医療保険制度とTPP
金の流れを辿れば大体の政治的思惑が見えてくるなんて言うけれど、アメリカに於けるTPP推進のロビー活動費の最多額を薬剤医療業界が出しているというのが本当なら、これまでの国民皆保険からアメリカ型の医療保険制度に徐々に移り変わるのは想像に容易い。 マイケルムーア監督の「シッコ」は、アメリカの医療保険制度の問題を描いた映画でとても興味深かった。国民皆保険に護られて来た自分には、アメリカ型の弱肉強食な保険制度はあまりにむごく映る。 兎にも角にも、今の自民党が選択する道の多くは、強い者には都合がいいのかもしれない。 でも、勝者は全体の1%に満たない。 中流が支持するのは、自分が勝者でありたいという己の執着なんじゃないのかな。 1%に満たないヒエラルキーの頂点に立つ人は、僕の500人のFacebookの友達の中に5人も居ないだろう。 付き合う世界が違うからね。
| - | 00:18 | - | - |
天国移住3年記念の日


今日は博子さんの三回忌。

あの日からもう3年も経ったなんて信じられない。
3年もあの可愛い人に会っていないんてな〜。
生まれて始めて、3年間も会ってない。
この記録が毎年更新されるのか。笑

この3年を長く捉えるか短く捉えるか、これはもうまるっきり判断がつきかねる。
ある側面から見れば、体たらくな自分と否応なく向き合ったダラダラと長く息苦しい3年だった。
またある側面からは、幾つかの人生の重大事を決定した重要で濃密な、あっという間の3年だった。

3年経った今感じるのは、3年という時間が流れたんだとういその事実が、ただ当たり前にあるんだという事。
それは僕の内的時間には関係なく、誰もが同じように扱う1日24時間1年365日という外的時間。
誰にも平等に経過する時間で測ることは、良くも悪くも3年という時間を客観的に捉えさせてくれる。

そしてなんとなく、3年経った今「ようやく明けたなあ」という感覚がある。
自己否定と自信喪失の絶望のトンネルからようやく抜け出した。

今、じっくりと準備してきた新たな挑戦が一つの形になろうとしている。
これを可能にしてくれたのは最高の仲間たち。
そして、暗いトンネルの中で芋虫みたいに丸まっていた自分を見捨てずに見守ってくれたみんなのお陰。
ありがとうございます。

新たな挑戦も、絵も、なんでもかんでもがっつりやっていきます。
エネルギッシュだった自分が帰ってきたみたい。

うん、もう大丈夫そうだ!

















写真は末期癌闘病中に訪れたベトナム北部のサパ
2012年秋



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| - | 08:31 | - | - |
FREEDOM FOREVER


改憲派2/3議席阻止を願った参院選でしたが、結果は改憲まっしぐらです。
フェイスブック内での身近な人に向けての選挙活動を行いましたが、正直限界を感じています。
もうとっくに、取り返しのつかない所まで来てしまっていたんだなと感じています。
市民運動の火付け役として再び三宅洋平が登場し、目覚めたひとは少なくなかったと思います。
それでも、もう間に合わないのかなというのが現時点での僕の感覚です。
学校教育にまで政府が口を出している事や、公明党(創価学会)のみならず政教分離が無視された自民党(日本会議)の在り方。
完全に封じられてしまった大手マスコミ。どこもかしこも圧力に参ってしまった。
諦めるつもりはありませんが、ここまで徹底的にやられたら今更軌道修正は難しいのかもしれません。
今更もう遅いんじゃないかって事です。

政治の話となると、僕の周りにはリベラルが多いのですが(言わないけど保守ってひとも居るんだろうけど)、今回は保守の人とも交流を持つことが少しだけど出来ました。極右や極左の人との交流はありませんが、これはなかなか面白い経験でした。
リベラルは対米従属を進めてアメリカの戦争に巻き込まれる事に危機感を抱いていますが、保守はこの地域でロシアや中国の脅威に危機感を抱いている様です。「中国やロシアが何が危険なの?」とポカンと口が開いてしまいましたが、これは明らかに情報源がまるっきり別という事。相手も僕の話に「何言ってるんだ?」とポカンと口が開いたんだと思います。
目を向けている方向が違えど、どこか似た様な危機感を共有させられているという、なんだか不思議な対立構造を見ました。

そんな中で浮き彫りになる自分の姿がありました。

それは「平和主義=非戦主義」の自分でした。

常々、愛国論者の説明のつかない感情って気持ち悪いなと思っていましたが、
平和主義者も逆から見たらそうなんだろうなとようやく理解できました。

「自国を愛するのは国民として当たり前だ」と
「平和を希求するのは人間として当たり前だ」と
同じ様に「当たり前」なんだもんね。
どちらも、論理的に説明のつかない信条、信念がアイデンティティーとして根付いているわけです。
だから話し合いをしても、結局のところ「自分の信条、信念は曲げられない」となっちゃう。
これが厄介で、相互理解の障壁になってるんだな〜と感じました。
今後はより冷静に解釈する努力をしなければと思いました。

そして、この土俵で争ってる場合じゃないという次のステップへ。

本当の敵は、行き過ぎた資本主義だと僕は考えています。
アメリカで立ち上がったバーニーサンダースも戦いに敗れてしまったけれど。。
結局のところ選挙は資本主義の勝利に終わったという事だと解釈しています。
金が票を生み、金が政党を強化し、金が政策を作る。
金の流れを追えばあぶり出されてしまう。

それから、政治の事を考えたり発言すると疲れますね。とても。
だから多くの人が自分の生活から遠ざけてしまう。
民主主義が機能しないのは無関心が原因だけど、触れたくなくなるのは事実です。
摩擦を起こして気持ちいってひとなんてあまりいないでしょうからね。
僕は今回の選挙を終えて、自分の生活を取り戻すために、少し距離を置こうと考えています。
自分の周りには十分に考えるヒントは提供したつもりです。(fecebookなどで)
ここから先は、受け取ってくれたひとが拡げて行く事に期待します。

今容易に想像できる未来は、個人の尊厳が奪われ、不自由で窮屈で息苦しい日本。
権力が徹底的に民意を抑え込む時代への移行は、選挙が終わった今、更に加速しています。

これを止めるには、一人一人が自分で考え、目覚めて、行動する以外にありません。

これまでもあってなかったような日本の民主主義ですが、市民運動で取り戻すしかないのかもしれない。
これが恐らく、本当に最後のチャンスなんだろうと思います。




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写真は映画「Vフォー・ヴェンデッタ」の一幕


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| - | 23:23 | - | - |
「いいね!」がつかない政治ネタ


選挙戦が始まってからの日々

Facebook内で500人程の「友達」に向けて

選挙や政治について発信しています。

自分の普段を知ってくれている人に向けて

自分のアイデンティティごと伝えるという基本的な活動です。

同じ様に頑張っている方も多いと思います。

でもこれが案外大変。

無視と孤立感との闘いなんです。


伝える内容は

三宅洋平、山本太郎、選挙フェス
争点は改憲、3分の2議席を改憲派
に取られたらアウト、勝てそうな
護憲派に投票、立憲主義から封建
主義へ、自民党の憲法改正草案
日本会議の「国民主権、基本的人
権、平和主義をなくせ」、戦争の
作り方、陸上自衛隊のエンブレム
のデザイン、日本の報道には独立
性が無い、水道を海外に売り渡す
な、日本はなぜ「基地」と「原発」
を止められないのか 矢部宏治
パタゴニア「投票しよう」、フジ
ロックに政治を持ち込んで何が悪
いんだ

等々。。



日常の何気ない投稿で100を超える「いいね!」は

選挙や政治の話になると1〜5に激減。



「みんなが「いいね!」しないだけ」


    されどそれは同時に


「みんなが僕を無視している」


    という事なんです。



「いいね!」しない理由、出来ない理由は人其々でしょう。


「自民党、公明党、安倍政権を支持」「改憲賛成」


こういう意見のはっきりした人はいいんです。

反対意見の人を説得するのが僕の目的ではないからです。



「政治のことはわからない」「興味ない」「嫌い」


こういう人に向けて発信しているんです。




そして、こういう人が多いのではないかと思います。


「周りの目が気になる」「立場上「いいね!」出来ない」


「「いいね!」しないだけの事だから問題ない」

と思うかもしれない。


でもそれは同時に

選挙における 「棄権」「白紙投票」と同じ様に

「よくないね!」の意を含んでいます。


意思表明をせずに黙るという行為が

「政治の話はウザい」
「ネガティブキャンペーンて嫌だ」
「どうせトンデモ陰謀論だろ」
「左翼か右翼か」
「押し付けるな」

という政治嫌悪の印象を生んでいるんです。

だから出来れば勇気をもって手を挙げて

意思表明をしてもらいたい。


「言わない方が利口」「言えないのが当たり前」という風潮は

必ず逆転すると信じて発信を続けています。

「自分の顔と名前を出して、堂々と政治の発言をする。」

そういう人がスタンダードになる事を信じて発信し続けます。



しかしここ数日で変化が見え始めてきました。

「いいね!」をつけてくれる人が増えてきた。

Facebookのチャットに直接ご質問をいただいた。

選挙について記事をシェア、投稿する人が増えてきた。

スタンダードが入れ替わる兆しがみえています。



「Facebook上の友達」の全てが

「本当の友達」ではないでしょう。


でも「本当の友達」の声には耳を傾けてください。

「いいね!」しなくてもいいけれど

「無視」はしないでください。

出来ればなんらかの形で

「無視してないよ」と伝えてください。



僕と同じ様に感じ、呼びかけている人が沢山いると思います。

僕らはそんな共通の思いを繋げ

是非新たな「友達」になりましょう 。



諦めずに伝え続ければ、必ず浸透していきます。



馬場敬一は佐藤夕佳と共に

現政権での憲法改正(改悪)には断固反対。

三宅洋平と山本太郎を支持しています。





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| - | 07:38 | - | - |
三宅洋平を支持します



参議院選挙がスタートしました。

東京に住む僕は、山本太郎が推薦する無所属の三宅洋平を支持します。

才能あふれるミュージシャン、まっすぐな魂の人です。

圧倒的な表現力、共感力、伝達力があります。



僕は今の政治に強い危機感を抱いています。

今回の参院選の最大の争点は経済や待機児童問題や消費税なんかじゃない。

憲法改正なんです。

自民党の改正草案があまりに恐ろしいと気づいたのは2012年。

あれから4年経って、特定秘密保護法、集団的自衛権、武器輸出三原則の緩和

安保関連法案と、物騒な法改正が着実に進んでしまった。

憲法改正は自民党の党是なので当たり前といえば当たり前だし

素晴らしい内容になるなら、アメリカが作った今の憲法を

自分たちの手で書き換えるのには賛成です。

ただし、安倍自民の一強他弱の現状での改憲はあまりに危険です。

自民党の憲法改正草案は、対米従属を強化し、軍需産業を拡大し

個人の自由や尊厳を制限する内容になっています。

緊急事態条項が可決されれば、時の総理大臣の一声で

「只今緊急事態!開戦します!国防軍はアメリカの指揮下に!」

と出来るようになってしまう。

そんなはずがないと思う気持ちはわかりますが

権力者を縛る為の憲法が効力を失えば

大袈裟かもしれないけれど独裁に近い国家になってしまうかもしれません。

日本がそんな国になっては困ります。



今回の参院選で改憲勢力が3分の2議席を越えれば

憲法改正の発議が出来てしまう。

その後国民投票はやるけれど

現状ではそこで食い止めるのは難しいと言われています。

だから、今回の参院選では改憲勢力に議席をとらせてはいけないんです。

支持したい政党や個人が無ければ、改憲勢力に勝たせない為に

護憲派の政党と候補者に投票してください。



アメリカではバーニーサンダースの勢力がまだまだ頑張ってる。

バーニーサンダースが負けても、戦争大国アメリカにも変化の兆しが見えてきた。

1%の人に富が集中し、自分達99%が搾取されている事に世界中が気付き始めた。

世界は少しずつ歪みに気付き、修正を求め

新しい未来に書き換えようと動き始めています。



今回の衆院選で改憲勢力に3分の2議席をとらせてしまったら

自衛隊がアメリカの戦争に参加して命を落とすという未来が見えてきます。



戦争を仕掛けるアメリカに加担する日本にはなってほしくない。

世界に平和を戦略的に仕掛ける日本になってほしい。

そんな理想を共有し、託す事が出来る三宅洋平を、是非応援してください。



https://www.youtube.com/watch?v=4hnCHVuzVFI

興味を持ってくださった方は三宅洋平の街頭演説をみてみてください↑↑↑



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| - | 11:50 | - | - |
77


昨日は母の77歳の誕生日でした。

自然な流れでディジュリドゥ奏者のKNOBさんが我が家を尋ねてくださり、父や馬場家のご先祖様に向けて奉納の演奏をしていただきました。
他界して2年8ヶ月にはなるけれど、最高の喜寿のお祝いをしていただきました。

僕はといえば結構楽しく日々を過ごしていて、まあ、なんとかやっているという感じです。
波はあるけれど、波長は緩やかになってきて、底の方には行かなくて済むようになってきたなあと感じています。
もうちょいと上がってくれたらなあという感じです。
母の事だけではなくて、人生の様々が、少しずつ調整されていっているという感じです。

家を改装したり、彼女との新しい暮らしがあったり、新たな仕事の取り組みをしてみたりしています。
そんな中、牛歩ではあるけれど作品も少しずつたまってきています。

僕にとって絵を描く事は、自分の深い所に対峙する作業だったのですが、それが難しくなっていた時期が長く続いていたのだと思います。
自分の心の深い所に目をやる事から逃げる事が出来なければ、介護生活は成り立たなかったのではないかと思っています。
末期癌でも、最後まで奇跡を望んでいたからやれたんだと思っています。
奇跡なんか起こらないとどこかでわかっていても、希望を優先する事が原動力になっていました。

いや、本当に、死んで欲しくなかった。
2年8ヶ月経った今でも、あの時の「ああ、やっぱりそうか。」っていう落胆と悔しさが蘇ります。
でもね、それはそれ、今は今。
今を最大限生きなきゃいけないんだよな。
そんな事が、じわじわと今の自分を後押ししているんだと思います。

今も応援してくださる方々がいて、支えてくれる方々がいて、だからなんとかやれているんだと思います。
そんな大切な人たちに、絵を観てもらいたいなと、ようやく思えるようになってきました。

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| - | 21:41 | - | - |
所在

母が他界して2年と少し。
あの日はまだ遠い昔にはならず、そのまま延長線上に今に繋がっています。
それでも生活は少しずつ形を変えています。

昨年末から今春に掛けて、母が残してくれたこの家を自らの手で改装し、4月にパートナーを我が家に迎えました。
母の気配だらけだった我が家は一新され、母と暮らしていた頃とはまるで違う新しい時間が流れています。
現在の人生のパートナーである彼女が、この家で暮らす事を決意してくれた事、そのお陰で過去を塗り替える改装に踏み切れた事、そして現在生活を共にしてくれている事をありがたく感じ、日々を過ごしています。

僕には、これまでとは違う新しい場所が出来ました。
新しい場所と言っても、30年暮らしている同じ場所の同じ家。
一新されたのは、僕の心と身体双方の拠り所、所在です。
それがこの改装された家であり、一緒に日々を過ごしてくれている彼女の存在です。

そんな今も、僕のかつての所在であった母はちょくちょく夢に現れます。
手を繋いで街を歩いて、ご飯屋さんを探しているという様な何気ない夢。
目が覚めると、手に母の身体の柔らかい感触が残っている事もあり、寂しい気持ちに包まれたりもします。
それでも、夢で会えるのは嬉しいものです。

かつて僕が居た所在は、母が僕を産んだ時点で既に約束されていたものでした。それは、親という絶対的な存在に護られていました。
僕と妹には、その揺らぎない場所が無くなってしまった。

そんな所在無き不安。

それは、自分という存在のアイデンティティとか証拠とか根拠が消えてしまった様な居心地の悪さ。
所在無き根無し草の様な足元の不安。


現在の僕の所在は、僕とパートナーとの意思が築いたもの。互いの自由意思によるこの所在には、やはりなにかしらの条件が見え隠れします。産まれた瞬間から無条件で生き暮らす事が出来た居場所とは、それはやはり違う。

親という無条件の所在を失うという事は、やはりとても心細いものだなぁ。
この世に産まれ落ちた瞬間に無条件に与えられた所在とは、自分だけの不動の居場所でした。
それが、親という唯一無二の所在でした。

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