2010.03.15 Monday
リスペクト!「社会起業家」という生き方
先程日本テレビのNNNドキュメントで放映された「社会起業家」を扱うドキュメンタリー番組を観た。
僕はこの「社会起業家」という言葉を初めて耳にしたのだけど、すっごく興味深かったです。
社会問題をビジネスの仕組みの中で解決するという考え方だから凄い。
ボランティア等の、人間の良心や善意に訴えかける仕事とは趣きが異なり、誰もが得する仕組みをビジネスとして成立させる事を目指して社会貢献をしている。
僕は「ビジネス」って言葉自体がなんだか利己的で不潔な印象があって、不愉快でくすぐったいから嫌いなのだけど、この「社会起業家」の方達の活動を知ったら、慈善事業をビジネスに転化して成立させる力強さに参りました。
「ビジネス」って言葉の汚さは、企業や個人の儲けや報酬を実績として計るやり方だからです。
だけど、この「社会起業家」の活動は、企業の利益ではなく、社会に貢献出来た実績が功績となる。
活動の運営資金を自ら稼ぎだし、規模を拡大し、売り上げを上げても利益を増やす事を優先せずにあくまで社会貢献の為に資金を充てる。
とくに感銘を受けたのは、小暮真久さんという方なんだけど、この人の活動はすごいです!
メタボを気にするサラリーマンをターゲットに、その社員食堂にヘルシーメニューを提案し、定食一食あたり20円をアフリカの学校給食に充てるというもの。
table for two というプロジェクト。
その他に、コンビニ弁当を買うとその中からやはり20円が寄付金になる。
僕らが1回食事をとると同時に、アフリカの子供が1回の食事をとれるというもの。
一人で社食や弁当を食べているけれど、実はアフリカの子供も食べている。
イメージとして素晴らしいアイデアだし、それを成功させているから本当に凄いよな〜〜。
番組では「メタボと飢餓の両方を救う」という言い方をしていたけれど、その実は、飽食に慣れきった僕らが、貧困に苦しむ人間の反対側に地球で同居しているという現実を突きつける意図がある様に思います。
テレビだから、当たり障り無い編集にしたのかもしれないけれど、小暮真久さんご自身は、現代日本の飽食に痛烈なメッセージを叩き付けたのだと思います。
僕の勝手な解釈ですが。
話はかわりますが、僕はこのところ、たまにだけど「アートでボランティア」をやっています。
が、そこには問題が残ります。
僕自身が赤字状態で芸術活動を続け、そのうえでボランティア活動をしています。
そんな状態でありながら無償でデザイン提供をしていますが、僕の精神的側面に於いてはプラスの要素が沢山あっても、金銭的にはどうしたってマイナスになってしまいます。
ボランティア活動にかかわりながら、「俺の芸術活動にも誰かが支援してくれないかな〜。」なんて思う程厳しい状況です。
正直、歯を食いしばってボランティア活動に参加しています。
ボランティア活動の在り方については色々考えさせられる事がありますが、ビジネスで社会貢献をする「社会起業家」って、理想的なカタチを提供してくれていると思います。
最近では、2006年にノーベル平和賞を受賞した、バングラデシュのグラミン銀行の創設者・ムハマド・ユヌスさんが脚光を浴びました。
バングラデシュの貧困層に、少しのお金を低金利で貸し、仕事を始める為のきっかけを与えています。(玉子を売って生計を立てたいから、鶏を買うお金を借りるという様なもの。鶏が買えない貧困層を救った。)
世界はもともと不平等です。
干ばつで飢餓に苦しむ人々が居て、石油が出るから裕福な人たちがいる。
これはある程度までは自然現象だから人為的なものではないけれど、ビジネスがそんな世界に更なるコントラストをつけてしまった。
経済の光と影を、ビジネスがきっぱりと分けてしまった。
だからこそビジネスの力で、社会的弱者も生きやすい世界を取り返そうと奮起する人たちがいるんです。
世の中には立派な人がいっぱいいるんだな〜。
僕も、自分に出来る事を見直して、頑張っていこうとおもいます。
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