2012.01.25 Wednesday
希望を食べ、飲む。それを僕が創る。

母の癌告知を受けた絶望のクリスマスイブ。
あれから一ヶ月が経ちました。
あまりに濃密な日々だったので、とてもとても長く感じます。
年明けすぐに、抗癌剤治療を始めました。
色々色々調べ、近しい人に相談に乗っていただき、主治医と話し、複数のセカンドオピニオン(主治医以外の医師に相談する事)を通して、最終的に母本人が結論を出して抗癌剤治療を開始しました。
現時点では然程酷くはない副作用。
とはいえ、倦怠感や吐き気、脱毛等、あらゆる症状は出ています。
クリスマスイブに告知されたのは、長くて一年。
平均だと半年の命だと言われました。
それをきいて、「はいそうですか」なんて、言えないよ。
何か可能性は無いかとネットで検索しているうちに、ゲルソン療法というドイツの医師が築いた食事療法に辿り着きました。
ゲルソン療法では、食事からナトリウムや動物性タンパク質や油を抜き、大量の野菜ジュースを摂取します。
日本では星野仁彦氏や済陽高穂氏が、独自の研究を経て日本人の癌に合った療法を提唱してしています。
手術も放射線治療も出来ない晩期癌患者が、抗癌剤と食事療法を併用する事で改善、根治した症例が多数あります。
いわゆる西洋医学に見捨てられた晩期癌に、効果が見られるという事。
僕はこれに希望を見いだしました。
これしか無いんだから、とにかくこれを実践しています。
現在の母と僕の日々は、この食事療法を中心とした闘病生活です。
毎日、ほとんどの家事を僕がやっています。
重要なのは、1日に3回の食事と4〜5回の野菜ジュース作りです。
使う食材には制限があります。
精白された塩や砂糖、白米等は採らずに、黒糖や玄米や全粒粉や十割蕎に。
塩分、油は最小限に抑えます。
魚介類や玉子や乳製品は少量、肉は基本的に食べません。
ニンジンを中心とした野菜と果物のジュースを1日に1.5リットル。
使う食材は、基本的に無農薬栽培された安全な物を集めます。
そんな食生活に切り替えました。
近所のスーパーや八百屋では揃えられないので買い物が一苦労。
加工食品は一切使えません。
油と塩分が殆ど使えないので、美味しい料理にする事は難しいです。
幸いな事に、僕は料理が好きで結構得意です。
決して美味しいとは言えない塩気の無い食事を、少しでも飽きずに続けられる様に、毎日何かしら新しいレシピを考えています。
僕も毎日、ほぼ同じ物を食べています。
せいろで蒸した白菜、キャベツ、大根、カボチャ、タマネギ、ジャガイモを、塩や醤油を一切使わずにそのまま食べます。
アンチョビ、ニンニク、オリーブオイルがたっぷりのバーニャカウダが大好きだったのですが、慣れると無塩、無油の蒸し野菜が美味しく感じる様になります。
この食事が母の命を繋ぐのだと信じて、毎日魂を込めて作ります。
医師からの宣告、「余命半年」なんて、ふざけるな!!です。
母と僕は、沢山の仲間の愛と共に、奇跡を起こそうと約束し、それを信じています。
現在、母とふたり暮らし。
絵もデザインも、殆どの仕事がここで出来ます。
だから、徹底的に闘病生活が出来ます。
この環境に、この環境を作ってくれた母に感謝して、母と共に闘います。
絶望のクリスマスイブからひと月。
今は希望と共に癌と闘っています。
母は日々、希望を食べ、飲んでいます。
それを僕が創ります。
僕のクリエイティブは、僕をこの世にクリエイトしてくれた母に、全力で尽くします。
母と共に、仲間の愛と共に、希望と共に、この戦いに打ち勝って光を掴みます。
その為に必要な事は、芸術なんかではない。
母がずっとやってくれた日々の雑事、生活を支える家事によってこそ産まれるもの。
徹底的に創造力を鍛えた僕が、日々の生活を創ります。
僕にとっては、芸術なんかは簡単なものです。
今は、家事によるクリエイトに尽力します!
JUGEMテーマ:アート・デザイン
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